海外FX・ゼロカットシステムで起こり得る3つのデメリット

海外FXのゼロカットシステムのメリットとして、次の3つが考えられます。

メリット①追証(追加証拠金)による負債が発生しない
メリット②大胆なトレードをすることもできる
メリット③メンタルを保つことにつながる

ここでは、海外FX・ゼロカットシステムで起こり得る、3つのデメリットを紹介していきます。

海外FX・ゼロカットシステムで起こり得る3つのデメリット

デメリット①取引が雑になりやすい

海外FXのゼロカットシステムでは、追証(追加証拠金)による負債を避けることは可能ですが、トレードによるマイナス分は別の話です。

あくまでも口座残高がマイナスになった際に、ゼロカットシステムが発動し、リセットされるだけに過ぎません。

中には、ゼロカットシステム=リスクオフと考えてしまい、損切りラインなどを疎かにし、迷走したギャンブラーのごとく、無謀なチャレンジを繰り返すケースもあるようです。

デメリット②国内FXと比較して手数料が高めである

海外FX会社は、ゼロカットシステムを採用する代わりに、スプレッド(手数料)で利益を上げる手法で運営されています。
そのため、国内FX会社と比較して、手数料が高めとなる傾向があると言えるでしょう。

デメリット③FX会社の倒産や経営破綻で証拠金が返還されない事も

海外FX会社は、国内FX会社と異なり、必ずしも信託保全が義務付けられているとは限りません。そのことから、FX会社の倒産や経営破綻で、証拠金が返還されない事もあり得ます。

2015年1月16日にはスイスフランショックにより、アルパリ(UK)Limitedが経営破綻となっているほどです。これは損失をゼロカットシステムにて補填したことと無関係ではないでしょう。

海外FXのゼロカットシステムで得られる3つのメリット

海外FXのゼロカットシステムは、追加証拠金(追証)による、トレーダーへの負債を緩和することを目的としています。

ゼロカットシステムを導入することで、トレードの回数を増やしてもらい、スプレッド(手数料)にて、海外FX会社がより多くの利益を計上する機会を増やすことを優先しているためです。

ここでは、海外FXのゼロカットシステムで得られる3つのメリットを紹介していきます。

海外FX・ゼロカットシステムで得られる3つのメリット

メリット①追証(追加証拠金)による負債が発生しない

海外FXのゼロカットシステムの一番のメリットとして、追証(追加証拠金)による負債が発生しない点があげられます。

追証は一括払いが基本となるため、数百万円から数千万円であっても、分割払いは認められません。そのため、負債を支払うために、不動産や自動車、ブランド品や美術工芸品などを現金化させることも珍しくないでしょう。

ゼロカットシステムによって、想定し得る最悪のパターンを防ぐ可能性があることがわかります。

メリット②大胆なトレードをすることもできる

海外FXでは、最大3,000倍のレバレッジ取引にチャレンジすることもできます。
少ない金額でも、高いレバレッジによって、大胆なトレードに臨めるのも、ゼロカットシステムのメリットのひとつです。

メリット③メンタルを保つことにつながる

海外FXに限らず、トレードで損失を負った状態は、思考能力を衰えさせる傾向があります。
その結果、チャンスを逃し、ピンチを拡大させるケースも少なくありません。

ゼロカットシステムは、トレード時のメンタルを保つことにもつながります。

海外FXにてゼロカットシステムが発動される3つのパターン

海外FXでは、ゼロカットシステムが採用されていることから、相場の値動きによる追加証拠金の発生がありません。

追加証拠金(追証)がないため、取引での損失で起きる借金のリスクを最小限にする点が特徴のひとつです。

ここでは、海外FXにて、ゼロカットシステムが発動される3つのパターンを解説していきます。

海外FXでゼロカットシステムが発動される3つのパターン

海外FXにて、ゼロカットシステムが発動されるのは、次の3つのパターンが考えられます。

1.追加入金後、ゼロカットシステム発動

トレードの最中に、証拠金残高を超えた損失の発生
⇒口座残高にマイナスの表示
⇒証拠金を追加で口座に入金
⇒口座残高のマイナス表示がリセットされる
⇒追加入金分のプラス表示に変更

例えば、マイナス5万円の表示がされた後に、5万円の追加入金を行った場合、プラス5万円と口座に表示されます。追加証拠金(追証)とは異なるので、ご注意ください。

2.時間の経過とともに、ゼロカットシステムが発動

証拠金を預け入れた口座の残高がマイナスになった後、FX会社ごとに定められた時間になった瞬間に、マイナスからゼロ表示に変わるパターンです。

あらかじめ、ゼロカットシステムが発動される時間を、公式サイトにて確認しておくことをおすすめします。

3.サポートセンターへの連絡後、ゼロカットシステム発動

FX会社によっては、サポートセンターへの連絡後、ゼロカットシステムが発動するケースも存在します。電話もしくはメールにてコンタクトを取る形です。

海外FXのゼロカットシステムとロスカットシステムの違い

海外FXのゼロカットシステムは、追加証拠金(追証)が発生しないことから、トレーダーにとって、多額の負債リスクを緩和できる点がメリットと言えるでしょう。

ここでは、海外FXのゼロカットシステムと、ロスカットシステムの違いについて解説していきます。

ロスカットシステムとは?

FX取引にて、証拠金を大きく下回るマイナスとなった際に、トレーダーへの負債を可能な限り回避するために、FX会社では、ロスカットシステムを採用しています。

ロスカットシステムとは、FX会社ごとに設定される証拠金維持率を下回った時点で、強制的に取引を停止する処置です。
証拠金維持率は、純資産(時価評価総額)÷必要な証拠金×100%で算出されます。

証拠金維持率は、20%から100%と、FX会社によって異なるため、事前に確認しておくと良いかもしれません。

ロスカットが間に合わないケース

相場が急変した場合、ロスカットが間に合わないことも考えられます。

例えばリーマンショックや東日本大震災、スイスフランショックやギリシャショックなど、為替の値動きが激しいタイミングでは、ロスカットシステムが発動せずに、多大な負債が生じたトレーダーも少なくないようです。

ゼロカットシステムは損失分がマイナスにならない

一方、ゼロカットシステムでは、証拠金を大きく下回る損失が起こった際には、プラスマイナス0の状態にリセットされます。
仮に1億円のマイナスになったとしても、±0に戻されるということです。

海外FXのゼロカットシステムと追証との関係

海外FXの特徴のひとつに、ゼロカットシステムというものがあります。
簡単に言いますと、預けた証拠金を超える損失が発生した際にも、追証(追加証拠金)の請求がないということです。

追証が発生する3つのケース

追証(追加証拠金)が発生するのは、次の3つのケースです。

最低維持証拠金を超える損失

株式などの信用取引や先物取引、そしてFXのように証拠金を預ける取引では、最低維持証拠金が設定されます。

仮に最低維持証拠金が25%の際に、200万円の建玉(ポジション)をキープするためには、50万円以上の証拠金が入金されていないと、建玉(ポジション)そのものが消滅してしまうのです。

この場合には、追加証拠金による負債が生じるリスクは、それほど高いものではありません。追証を入金することで、トレードが再開されます。

最低維持証拠金の変動による引き上げ

最低維持証拠金は、市場の状況に応じて、毎週見直されます。

そのため、変動が大きくなればなるほど、最低維持証拠金が引き上げられる可能性があると言えるでしょう。
預けていた証拠金が、最低維持証拠金を下回った場合、追証が必要となります。

証拠金を大きく割る損失

相場によっては、証拠金を大きく割る損失が出るケースも考えられるでしょう。その際、口座の残高がマイナスとなることから、不足分を補填するために、追証の請求が起こります。

この場合の追証の支払いは、一括払いのみとなるため、損失額によっては、多額の借金を背負うこともあり得るでしょう。